少なくても1つや2つは必ずあるといってもいい特別支出ですが、皆さんは特別支出の管理をしていますか?
私は「特別支出管理表」というものを作って特別支出を管理していますが、特別支出を管理することで2つのメリットを得ることが出来ますので、私が実践する管理法を参考にぜひ特別支出の管理をはじめてみてはどうでしょうか。
今回は、特別支出管理表の作り方と得られるメリットについて紹介していきたいと思います。
特別支出
特別支出とは
特別支出とは、「特別費」と呼ぶこともありますが、固定費や生活費などと違い毎月支出があるわけではないけれど、1年の中で決まった季節や時期に支払う予定のある支出のことをいいます。
特別支出の種類
特別支出の種類は、家族構成など状況によっても異なりますが、代表的な支出を挙げるとすれば次のものがあります。
自動車税、自動車保険、固定資産税、修繕費、家電の買い替え費、子供の入学金、部活動の合宿費、帰省の費用、旅行代、お祝い、イベント事の際のプレゼント代などがそうです。
特別支出の特徴
ここまでを整理すると、特別支出には次のような特徴があります。
特別支出の特徴
- 決まった季節や時期にのみ支払う
- 子供の成長につれて支出内容も変化する
- 家族構成などの状況によって種類も異なる
- 一度に支払う金額が比較的大きい
特別支出の管理方法
特別支出を管理する必要性
特別支出は毎月支払うものではないとはいえ、一度に支払う金額が大きいものが多いことから、家計への影響も大きくなります。
特別支出の管理が出来ていないと、ふと忘れた頃に請求がきて支払うお金の準備が出来ていなかったり、預金を崩さなければいけなくなったといったストレスを感じてしまうことにもなってしまいます。
そうならないためにも、普段から特別支出を管理しておくことがとても大切になります。
管理表の作り方
では、具体的にどのような管理表を作っていけばよいのかということですが、管理表自体は本当にシンプルなものです。
大切なのは、作った管理表をどのように使うのかということですので、管理表の作成には手間をかけず最低限のことだけ書いておけば問題ありません。
2パターンの管理表を紹介しますので、使いやすい方で作ってみてください。
①見積額と実績額を別々の表として作成する方法
①見積額と実績額を1つの表として作成する方法
管理の流れ
次に、管理表をどのような流れで使っていけば良いのかを解説していきます。
基本的な流れは次のようになります。
特別支出の管理の流れ
- 前年の特別支出管理表(実績額)を確認
- 1年間の支出予定額を見積り
- 必要な金額を毎月積み立てる
- 特別支出のために支払う
- 特別支出管理表(実績額)を作成
このような流れを毎年繰り返していくわけですが、どうしても思ったとおりに実行できない点があります。
それは、「必要な金額を毎月積み立てる」ということです。
それは、ボーナスに頼ったり貯金を崩したりと、人によっては毎月の給料だけでは積み立てしきれないことがあるからです。
私が実践する積み立て方法
特別支出の管理の流れ
- 前年の特別支出管理表(実績額)を確認
- 翌年1年間の支出予定額を見積り
- 今年のうちに前もって積み立てする特別支出を決める
- 必要な金額を毎月積み立てておく
- 翌年になって決めておいた特別支出のために支払う
- 特別支出管理表(実績額)を作成
最初に説明した基本的な流れとの違いは、前年のうちに翌年に支払う特別支出を積み立てておくということと、すべての特別支出ではなく家計の状況にあわせて可能な範囲で積み立てする特別支出を選んでいるということです。
その年に支払うものをその年に積み立てるとなると、どうしても支払時期がバラバラなために積立管理が複雑になってしまうというデメリットが大きいためにそのような方法をとっています。
詳しい積み立て方法は「年払い固定費の支払いを楽にする袋分け貯金の3つの手順と2つのコツ」にまとめていますので、こちらの記事もぜひ読んでみてください。
特別支出管理表を作成するメリット
目的を持って積み立てできる
これまでに説明してきた内容ですが、特別支出は毎月支払うものではないとはいえ、家計への影響が大きい特別支出です。
目的を持って積み立てすることで、ふと忘れた頃に請求がきて支払うお金の準備が出来ていなかったり、預金を崩さなければいけなくなったといったストレスを感じてしまうこともなくなるというメリットがあります。
また、安定した家計管理にもつながりますので、ぜひ「特別支出の管理表」を作成することをおすすめします。
おすすめ!
ライフシミュレーションに活用できる
特別支出は、毎年同じ種類の支出があるとは限らないこと、年によって多くなったり少なくなったりすることから、先々の収支をシミュレーションする際、過去の特別支出を見直しするのに活用ができます。
これはその年に限って発生した特別支出や何か理由があって高くなってしまった特別支出を、そのままシミュレーションに反映させてしまうと、より正確で実際に近い数字でのシミュレーションが出来なくなってしまうからです。
まとめ
今回は、特別支出管理表の作り方と得られるメリットについて紹介しました。
特別支出の管理が出来ているかどうかで、安定した家計管理が出来るかどうかも変わってきますので、ぜひ実践してみてください。
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